読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

弁理士葉隠れ道~欧州・ドイツ篇~

日本と欧州との懸け橋となるべく、慣れない欧州で七転び八起きしながらも欧州のローファーム(特許法律事務所)で何とか励む日本弁理士の日記です。欧州の現状の紹介や、海外での勤務を夢見る方々の参考になれば幸いです。 <免責事項>本ブログは、管理人である私一個人の見解を記載したものであり、内容について管理人の勤務先が責任を負うものではありません。また本ブログの内容は無保証です。ご利用は自己責任でお願いします。ご理解のほどお願いします。 ご意見等はこちらまでお気軽にどうぞ。minmin70707アットマークyahoo

翻訳だけで終わらない


今日は、朝からひたすら謝る一日でした。


現在、事務所の窓口、指令塔として、事務所内の各担当者に指示を出し、
各担当者と議論したり、メールでの回答結果を翻訳して日本の顧客に返す、
という仕事を主に担当しています。というか、他に依頼されている仕事もたくさんありますが、量的にこの仕事がどんどん増えています。


この仕事に取り組む上で、
まずは、仲介先の趣旨を完全に相手に伝えるように、
直訳の不自然な日本語や英語にならないように、自分の中で一旦よく噛み砕いて、
担当者(内)やクライアント(外)に伝えることに注力しています。

ところが、
今日発生した不備は全て、原文を忠実に再現した結果によるものです。


結局、事務所の外から見れば誰に責任があるのかは関係なく、
事務所から発信される情報が全てです。
また、事が起きた際にお詫びするのも、事務所の窓口としての役割の一つです。

よって、情報を受信し、発信する立場に或る以上、
自身を介する情報には全て責任を持たねばなりません。


私を介して伝達される情報には、専門的なものが多く、
私も専門家として、或る程度はその知識を持ち合わせています。


私は、以下の二つが窓口としての重要な役割だと考えております。

(a)原文を忠実に再現する=翻訳家としての業務

(b)専門家としての、自身が発信する情報の精査=弁理士としての側面を持つ業務


しかしながら、
今回は、専門家として、弁理士としての(b)が欠けており、
(a)にばかり注力してしまったことが要因であると解析しています。


勿論、知らないことがあるので全てを精査することはできませんが、
クライアントからすれば、誤りのない正しい情報が発信されることが大事です。
自身が発信する情報の精査も怠らないように、
ただの翻訳家になってしまわないように、
情報伝達のプロセスに付加価値を加える作業も怠らないように致します。