弁理士葉隠れ道~欧州・ドイツ篇~

日本と欧州との懸け橋となるべく、慣れない欧州で七転び八起きしながらも欧州のローファーム(特許法律事務所)で何とか励む日本弁理士の日記です。欧州の現状の紹介や、海外での勤務を夢見る方々の参考になれば幸いです。 <免責事項>本ブログは、管理人である私一個人の見解を記載したものであり、内容について管理人の勤務先が責任を負うものではありません。また本ブログの内容は無保証です。ご利用は自己責任でお願いします。ご理解のほどお願いします。 ご意見等はこちらまでお気軽にどうぞ。minmin70707アットマークyahoo

ドイツ、海外の電車事情

最近あまりにも酷く、またまた体調を壊してしまったので少し愚痴も兼ねてドイツの鉄道事情を書いてしまいます。今年に入って僅か三ヶ月で三年分の5度目の体調不良。余程弱っているか、ドイツの電車内には余程強力なウィルスが蔓延しているかのいずれかに違いありません。
 
日本ではドイツは『時間には厳しい国』との印象が持たれていますが、
ここ最近、ドイツの鉄道事情はストライキだけではなく、運行状況という意味でもかなり遅延や運航停止が激しい状況にあります。

これまで往復3時間かけて通勤していましたが、最近は遅延や運航停止で片道2時間、2時間半を要することも多く、テロ警戒中のミュンヘン中央駅に乗り継ぎ+遅延のために毎日合計1時間半以上滞在しなければならない状態が続いています。

氷点下の中、電車遅延で30分待つのは略毎日で、トラブルでマイナス10℃のさなか2時間待ちその後に体調を壊したこともあります。
一方、予定時間よりも10分早めに電車が出発することも最近増えてきているので、余裕を見て10分前に到着したら遅延で40分、1時間待ちということが日常です。

というわけで東京ほどの満員電車はないにしても、ドイツ、日本以外での電車通勤は猛烈にストレスが溜まるため、
現地で仕事を見つける際には、週5日通う仕事を最優先し、ベストな状態で仕事に臨むためにも、
徒歩通勤もしくは自転車通勤可能な近所の家も一緒に見つけることを強くお勧めします!

ちなみに引っ越しを目論んだものの、30か所内見を依頼して唯一返答のあった物件も一か所以外は既に先約が入ったものであり、残りの一か所はオフィスから徒歩3分と夢のような環境でしたが月額1500ユーロ(約20万)と高額で売れ残ったものだったので、その他の事情も加味して結局、通勤生活を選んでおります。

欧米社会では日本以上に、限られた業務時間中にベストなパフォーマンスを出すことが重要で、体調管理も自己管理、仕事管理のうちなので、
上記ドイツの電車事情等、変えようのないものがある一方、自宅環境は物件が少ないにしても長期計画的に頑張れば変えることはできるので、
職場に応じて自宅環境を整えることも、良い仕事をするための重要な条件です。