弁理士葉隠れ道~欧州・ドイツ篇~

日本と欧州との懸け橋となるべく、慣れない欧州で七転び八起きしながらも欧州のローファーム(特許法律事務所)で何とか励む日本弁理士の日記です。欧州の現状の紹介や、海外での勤務を夢見る方々の参考になれば幸いです。 <免責事項>本ブログは、管理人である私一個人の見解を記載したものであり、内容について管理人の勤務先が責任を負うものではありません。また本ブログの内容は無保証です。ご利用は自己責任でお願いします。ご理解のほどお願いします。 ご意見等はこちらまでお気軽にどうぞ。minmin70707アットマークyahoo

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ

実家から徒歩五分、同じミュンヘンでの仕事、奥様は妹の友人、
と不思議なご縁を感じる方ですが、九州の”食”と”文化”とを欧州に普及しつつ、
日本では欧州の食文化を紹介する親善大使として、まさに日本と欧州との懸け橋としてご活躍されている方のお言葉。

営業の神髄が記されています!


***************************************

最近は“言葉が分からないのにどうやって海外に?”という内容のご質問を多く頂く様になりましたので、下記でお答えしますね!


誰かを好きになる事に理由が無い様に、内から湧き出る気持ちを、その状況の善し悪しや、理論や理性でそう簡単に抑えられるものでは無いと思います。

特に私の場合、渡独当時(21年前)は携帯もインターネットも無...かったので、逆にとても幸運だったと思いますし、どんな事でも選り好みや臆病になる事無く、とにかく先ずはそこに行き自分の目で見て判断する性格なので凄くシンプルでした。


例えばあの時代はドイツの鮮魚事情はとても悪く、フランスの魚が良いと聞けばオンボロ車で半日かけて見に行き、ポルトガルが良いと聞けばポルトガルに行き、ギリシャが良いと聞けばギリシャに行く、、今行っている欧州にご紹介する為の九州の産地巡りもそうですが“自分で赴き自分の言葉で語り人と繋がる”シンプルにこの20年はずっとこの繰り返し、繰り返し。。

でも、行けば必ず何かの気付きや出逢いが有ります。


そして、すぐには何かに結びつかないと思える様な事でも、自分の成長レベルが上がった時に、その当時に見た事や学んだ事が歯車が噛み合う様に“カチッ”と自分に入り込む時や、その時に出逢った方々と再開する事も有りますので、その時の快感や感動を1度経験すると、貴方もきっと尻込みしていた自分が馬鹿らしく思えるはずです。

もちろん、言葉や文化慣習も分からずに飛び込むのですから、周りの方々の対応が冷ややかに見えたり、上手く行かない事で負の感情を抱く人もいるかもしれません。


でも我々は王子様でもお姫様でも大女優や売れっ子俳優でも無いのだから大丈夫!貴方の失敗や恥ずかしいと思う事など、貴方が思うほど周りは誰も気にも留めていないものです。

それにプロ野球の選手だって少年時代は素人ですし、“やりたい事の為”にこの場にいるのであれば、いちいち細かい事でスタートラインからデリケートに傷ついていたら心が幾つ有っても足らなくなりますし、貴方が見事に成長すれば、そんな思い出こそが人に伝えるべき武勇伝になるものです。

 

前に前に進みましょう!


ちなみに私は幼少の頃から今でもずっと自分をただの雑草だと思っています。

人は雑草を踏む事を気に止めないかもしれませんが、雑草である私も人に踏まれる事を全く気にも留めていません。


私は雑草なのですから何度踏まれてもそんな事は気にせずに勝手に育てば良いと思っています。

貴方も自尊心を温室から外に移し替えるだけで、出来る可能性は無限に広がって行くと思います。


お互いに楽しみましょう!