弁理士葉隠れ道~欧州・ドイツ篇~

日本と欧州との懸け橋となるべく、慣れない欧州で七転び八起きしながらも欧州のローファーム(特許法律事務所)で何とか励む日本弁理士の日記です。欧州の現状の紹介や、海外での勤務を夢見る方々の参考になれば幸いです。 <免責事項>本ブログは、管理人である私一個人の見解を記載したものであり、内容について管理人の勤務先が責任を負うものではありません。また本ブログの内容は無保証です。ご利用は自己責任でお願いします。ご理解のほどお願いします。 ご意見等はこちらまでお気軽にどうぞ。minmin70707アットマークyahoo

カテゴリーイノベーションと故郷孝行

暫く、急用で帰国していましたが、途中、故郷で講演のご依頼を頂いたので、
地元経営者や知財関係者の方に少しでもエールになればと思い、
自身の専門性と特異な環境とに基づき考えた話題を2時間熱弁してきました。

講演の内容を地元新聞等に掲載頂きました。


「新分野創出に力を」 弁理士の横山さん講演 - 紙面県内経済 - みやビズ

 


http://miyabiz.com/contents/economics/item_14646.html
http://blog.livedoor.jp/yoko0901150/seminor%2020140924.PDF

 

http://www.miyakonojo-nct.ac.jp/~techcen/data/news_topics/20140924/20140924tizaiseminar.html
一人一人の意識に影響することは難しいかと思いますが、
私の経験の中から少しでも糧になること、感化されることがあれば、これ幸いです。

話の内容は、創造性をどう高めていくか。
ドイツの成功例を教育、職業訓練、社風、制度等、多角的に研究した結果を纏めたものです。

カテゴリーイノベーションとは、
CPUを一直線上に増加させる競争ではなく、自身のカテゴリー、土俵を新たに創り出し、
そこで勝負するということ。

私の場合、日本国弁理士1万人にドイツを乗じることで、
1万人から数人まで同じ業務をする方が減りました。
特許明細書の作成件数や価格、明細書の質といったこれまでのベクトル以外で勝負したく、
新たな弁理士の道を模索してドイツに来ました。もっとも、一番の意図は、”欧州と日本との懸け橋になる”ということに変わりはありません。

そして今は、同じ土俵に乗った数少ない方々と共に日本を背負い、日々切磋琢磨しています。

一方、ドイツ語、英語、ドイツや欧州の知識と実務経験、さらにはビジネス文化等、
新たなカテゴリーではまだまだ課題が山積みです。

こうした新たな課題を一つずつ解決していくことで、
自身の土俵を新たに築いていけるのだと思います。

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