弁理士葉隠れ道~欧州・ドイツ篇~

日本と欧州との懸け橋となるべく、慣れない欧州で七転び八起きしながらも欧州のローファーム(特許法律事務所)で何とか励む日本弁理士の日記です。欧州の現状の紹介や、海外での勤務を夢見る方々の参考になれば幸いです。 <免責事項>本ブログは、管理人である私一個人の見解を記載したものであり、内容について管理人の勤務先が責任を負うものではありません。また本ブログの内容は無保証です。ご利用は自己責任でお願いします。ご理解のほどお願いします。 ご意見等はこちらまでお気軽にどうぞ。minmin70707アットマークyahoo

ドイツ特許実務 ~事務的事項~

PCT出願の国際調査機関の見解書ISAに対する非公式コメント“informal comments”  其の弐

PCT出願の国際調査機関の見解書ISAに対する非公式コメントについては、WIPOより詳細に説明されております。以下、下記WIPOニュースレターに基づく情報です。 http://www.wipo.int/export/sites/www/pct/ja/newslett/2015/newslett_2015.pdf Q:…

PCT出願の国際調査機関の見解書ISAに対する非公式コメント“informal comments”

PCT出願においては、国際調査機関の見解書(WO/ISA)について反論できる機会を出願人に与えるため、 非公式コメント“informal comments”の提出が認められています。 非公式コメントは、PCT出願の言語で国際事務局(IB)に直接提出します。 国際事務局は…

ドイツのグローバルPPH施行

2015年7月6日、ドイツ特許商標庁(DPMA)及びエストニア特許庁(EPA)が グローバルPPH(特許審査ハイウェイ:Patent Prosecution Highway)に参加: [図:Global Patent Prosecution Highway (PPH) pilotより抜粋] グローバルPPH:通常型PPH、PPH …

イタリアの特許番号とドイツの特許番号の変更について

2015年5月18日に施行された規則によってイタリアの特許番号や意匠番号が変更されました。 今後、各イタリア案件についての連絡・年金管理等は新たに付与された番号で行うようにと、イタリア特許庁から指示が出ています。 非常に重要な事務管理事項ですが、欧…