弁理士葉隠れ道~欧州・ドイツ篇~

日本と欧州との懸け橋となるべく、慣れない欧州で七転び八起きしながらも欧州のローファーム(特許法律事務所)で何とか励む日本弁理士の日記です。欧州の現状の紹介や、海外での勤務を夢見る方々の参考になれば幸いです。 <免責事項>本ブログは、管理人である私一個人の見解を記載したものであり、内容について管理人の勤務先が責任を負うものではありません。また本ブログの内容は無保証です。ご利用は自己責任でお願いします。ご理解のほどお願いします。 ご意見等はこちらまでお気軽にどうぞ。minmin70707アットマークyahoo

2016-05-18から1日間の記事一覧

日米欧中韓がIoT及びAIの知財制度を共同整備

www.nikkan.co.jp IoT・AI関連の知的財産制度が、 世界の出願を占める日米欧中韓の五大特許庁で協調して整備されます。 ますますIoT・AIの技術促進、保護、知財戦略が進みそうです。 一応専門分野なので、この波に便乗しようと思います。

クレームの明確性 EPC84条違反に対する応答

中間処理において応答が難しく、日本の特許実務との相違が大きいのが、クレームの明確性 EPC84条違反です。 日本の特許法36条6項2号「特許を受けようとする発明が明確であること」に対応する規定です。 -approximately -substantially -about 等の…

働く人が幸せな組織作りとハンティング

欧州に来て実感したことの一つが、いずれの業界も、 優秀な人材を確保することに一生懸命なことです。 つまり、 ・既に優秀な人材が社内に居る場合には、裁量と本人の望む機会を与えることで、優秀な人材が居つきやすい環境を整え、 ・人手不足や新規事業立…